卒業生の声


Mさん 40代女性 入学時の年齢:30代

入学のきっかけ

准看護師になろうと思ったきっかけは夫の他界でした。
私は当時、小学生と中学生の子育てをしていました。先のことを考えると不安ばかり・・・
しかし頑張っている子どもたちの姿を見て「今度は私が子どもたちを守る」
そう決意した私は、何か資格を取得すべきだと考え、看護師の友人に相談しました。話を聞きながらこれは難しい道だと思いましたが、同時に決意も固まっていき、入学願書を提出しました。

在学中のエピソード

戴帽式で校長先生からナースキャップをいただき、ナイチンゲール誓詞宣誓をクラスメイト全員で唱えたとき、神聖でありながらも期待と不安の入り混ざった感情が湧き上がる思いでした。確実に一歩踏み出した瞬間でした。
実習先では勉強不足を痛感し、無我夢中で看護記録とレポートを書いたこともいい思い出となっています。

准看護師の魅力

私にとっての准看護師の魅力は二つあります。
一つ目は働きながら資格取得が可能なところです。
子どもがいた私は、給与をいただきながら資格が取れるということは、経済的にも安心なのと、資格があることで将来の不安がなくなりました。
二つ目は来院した患者さんの不安な表情を笑顔に変えることです。
患者さんの病気やケガがよくなり、信頼関係が築けたとき「ありがとう」と言ってくださると、とてもうれしい気持ちになるのとそれに伴いやりがいを感じます。
これからも患者さんを笑顔でお迎えし、安心していただける場所にしていくことを心がけていきたいです。

卒業後、資格取得後のこと

卒業して6年ほど経った頃、ろうあの患者さんが手話通訳士と来院されました。
患者さんの口話と手話での訴えを、通訳士の方が手話でスムーズに通訳されているのを見て、私たちも手話ができればもっとスムーズな診察の介助が行えるのではないか、また、手話により少しでも患者さんの不安を取り除くことができるのではないかと考え、その年に手話奉仕員養成講座を受けることを決めました。手話を習い始めて2年、今ではろうあの患者さんの訴えが少しずつわかるようになってきました。
これからもさらにスキルアップを目指し、日々精進していきたいと思っています。

入学を悩んでいる方へ

准看護師になるきっかけは人それぞれだと思います。どのようなきっかけであっても資格を取得することで大きな未来が待っているのは確かです。
やる気さえあれば必ず道は開けます。
何事も恐れず自分を信じて一歩踏み出してみてください。
応援しています。


Kさん 40代女性 入学時の年齢:10代

入学のきっかけ

身内の病気をきっかけに医療に興味を持ち、高校卒業後早く自立してみたいという気持ちから就職を選択し、就職先のクリニックの紹介により、入学に至りました。

在学中のエピソード

授業は教員以外に市内の開業医の先生方が講義をしてくださることもあり、少し緊張するかもしれませんが、その緊張感が昼下がりの眠気にはちょうどよいかもしれません。
教務室はアットホームな雰囲気で教員の先生方には授業以外のお話しや相談に乗っていただいたことをよく覚えています。

准看護師の魅力

仕事をしながら資格取得ができることと、その後看護師にステップアップすることが可能なところです。

卒業後、資格取得後のこと

卒業後も在学中からお世話になっていたクリニックで勤務し、結婚、出産を経てからも同じ場所で勤めております。


Kさん 40代男性 入学時の年齢:30代

入学のきっかけ

元々は介護士として働いており、患者様が転倒したりケガをしたときには看護師の手伝いで処置をしたりといった対応もしていました。
しかし、患者様がケガをしたときに介護士としては対応できず、その都度看護師に報告し指示をもらわなければできないことにもどかしさを感じていました。そこで、看護師になればある程度は自分の判断でもすぐに対応できると思うようになったのがきっかけです。

在学中のエピソード

准看護師になるための勉強は思っていた以上に範囲が広く大変で、勉強に関してはとても苦労した思いがあります。
ただ、先生方や実習先の指導者様、クラスメイトに恵まれていたため、わからない部分や実習での意見交換など情報共有がはかどり、一つ一つ確実に問題点を解決することができました。
また、実習で受け持たせていただいた患者様には試行錯誤して考えながら看護を勉強させていただきましたが、患者様やその家族からは「あなたが来てくれるようになってからは自分も頑張らなきゃと思うようになったよ。ありがとう。」とありがたいお言葉をいただくこともあり、それがモチベーションを上げる要因になったことを覚えています。

准看護師の魅力

介護士の頃と比べ、行える範囲がとても広がりました。ただ、その分知識や技術を常に磨いていくことや責任もついてくるので大変だと思います。
それでも自分が磨いてきた知識や技術をもって看護を実施した結果、患者様から感謝のお言葉をいただいたときは、達成感を強く感じ、次の看護につながる力になると思います。

卒業後、資格取得後のこと

資格を取得し、現在の病院で勤務するようになって8年が経過しましたが、看護について試行錯誤しながら日々勉強中です。上司や同僚にもよく話を聞いてもらったり、教えてもらったりしながら励んでいます。教科書どおりにいかないことも多く、臨機応変に対応しなければなりません。
ですが、根底では学校で習った知識が基礎となっているので、そこは今でも忘れないようにしています。
看護師は一人で成立するのではなく、チームで成立する職種です。
患者様を第一に考えるのであれば、自分だけの考えを押し通すのではなく周りのスタッフや他職種の意見も取り入れ、患者様に寄り添い、必要な看護を実施していくことが看護師の務めだと感じています。


Mさん 40代男性 入学時の年齢:10代

入学のきっかけ

高校時代、進路指導室に現在の病院の求人があり友人と一緒に就職を決めた際に准看護学校への進学を勧められ受験することにしました。

在学中のエピソード

実習先の病院でいろいろな検査を見せていただき学びが多かったです。

准看護師の魅力

一生使える資格なので取得してよかったと思います。

卒業後、資格取得後のこと

私は精神科に勤めているため、できれば他科でも経験を積むことを勧めます。

〒287-0001 千葉県香取市佐原ロ2097-72

一般社団法人香取郡市医師会附属 佐原准看護学校

TEL 0478-52-2745